そして知っていますか?
実は、コンタクトレンズは間違った使い方をしたら”失明する可能性がある”ということを!
怖がらせてすみません‥。むやみに恐怖感をあおっているわけではありません。ただ、あなたに正しいコンタクトレンズの使い方を知ってもらいたくてこの記事を書いています。
正しく使えばまったく問題ありませんから安心してください。危険なのは、間違ったコンタクトレンズの使い方です。
コンタクトの間違った使い方の例
眼科医の検眼・処方なしでのコンタクトレンズ購入 度数とカーブだけでは眼に合ったレンズは選べません。必ず眼科医に検眼・処方してもらいましょう。また眼は変化することもお忘れなく。 ずさんなレンズの手入れ(特にソフトレンズのケア) 毎日の洗浄、消毒や1週間1回の蛋白除去の手抜きは眼障害の原因になります。ソフトレンズを水道水や汚れた水で洗浄するのも止めましょう。恐ろしいアカントアメーバや雑菌が侵入する可能性があります。 使い捨てレンズの再使用 再使用は意外と多くのひとがやっているみたいですね。でも、使い捨てレンズは決められた通り捨てて、再使用しないようにしましょう。 コンタクトレンズの貸し借り これは絶対してはいけません。ウイルス、雑菌やアカンタメーバを貸し借りしているのと同じです。 定期検査の無視 会社などの団体で定期健康診断が義務付けられている様に、眼も定期検査が必要です。ソフトレンズは特に自覚症状が少ないので、痛みを感じた時はすでに重症になっている事が多くあります。眼に異常を感じなくても、眼科医の定期検査を受けましょう。 |
日本のコンタクトレンズの使用者は約1500万人です。つまり日本人の10人に1人がコンタクトレンズを使っているということになります。
日本眼科医会などのアンケートによると、1年間に約150万件ものコンタクトレンズによる眼障害が起こっているそうです。
主な症状は以下の通りです。
アカントアメーバ角膜潰瘍 アカントアメーバという原生動物が角膜の中に入りこんで強い炎症を起こすもの。ソフトコンタクトレンズ装用者にみられることが多く、失明の危険もあります。不潔にしていると感染しやすいので、レンズの洗浄・消毒を。 巨大乳頭性結膜炎 レンズの表面についたタンパク質やほこりが原因で結膜にアレルギー反応が起こり、まぶたの裏などに大きなこぶ状の隆起ができるもの。 角膜びらん 角膜に浮腫が生じ、はがれてただれた状態。びらん(ただれ)に発展すると痛みを伴う 角膜内皮障害 長い間コンタクトレンズを使用していると内皮細胞が減少している場合があります。 ドライアイ 一般的に涙の量が少なくなることで目の表面に異常が起こり、疲れ目、目が痛い、目がごろごろするなどの症状が見られます。もともとドライアイの人はコンタクトレンズの使用を避けたほうがよいでしょう。 |
以上のような症状にならないためにはコンタクトレンズの正しい使用法を理解しておきましょう!
正しいコンタクトレンズの使用法
眼科医の検査・処方を受ける
インターネットで気軽に買えるようになったので、眼科で診てもらう方が少なくなっていますが、コンタクトレンズは薬事法上”高度管理医療機器”に指定されています。医療機器ですから眼科で処方箋をつくって、目の状態やコンタクトとの相性などを検査してもらいましょう。
決められた装着時間を守る
使い捨てレンズは何度も使用せず、決められた装着期間内に捨てるようにしましょう。また、寝るときは必ずはずしましょう。
きちんと洗浄する
洗浄はコンタクトレンズの種類によって違います。使用しているコンタクトレンズの洗浄方法を守りましょう。レンズケースも、カビや細菌が繁殖しやすいので、毎日洗いましょう。
定期検査を受ける
コンタクトレンズ使用中に、眼障害が起きた人のうち、定期検査を受けていなかった人の割合は、全体の6割にものぼっているそうです。定期検査で、コンタクトレンズの使用状態と目の健康状態のチェックができますので、目のトラブル防止のためにも大切です。
レーシックとコンタクトレンズの費用比較